「あなたは20秒間アクセルをベタ踏みしたことがありますか?」
先日、堀場製作所の創業者であられる堀場雅夫氏のお話を聞く機会があった。その中で彼が投げかけたのがこの質問である。
私はネバダ州の砂漠のど真ん中、地平線が見えるようなハイウエイで数十分ベタ踏み、というのがあるが、その場に居合わせた、日本国内にいる普通の日本人(でまだちゃんと免許を保持している人)の殆どの答えは当然Noである。
「それは、あなたは車に気の毒な事をしているんですよ」と堀場氏。
「その車はあなたに所有されている間、本来の力の50%以下のパフォーマンスしか出すことが出来ず、ついにはそのまま廃車になってしまうのですよ。」
なるほど。
「そういうあなたは、自分自身に対してもそうしていませんか?」
「つまり、自分自身で勝手に自分にリミッターをつけて、自分のポテンシャルを100%出すことなく、その50%、いや50%未満の力しか発揮していないのではないですか?」
なるほどなるほど。
彼はさらに続けます。
「人間がパニックになるのは、死にたくないのに死ななければいけないとき、食べ物をとる見込みがなくなるときの2つだけで、今日の日本ではそのようなことはまず起きない。何も心配することはないのだから、自分の力を信じて、アクセルをベタ踏みしてください」
「ぜひ色々なことに感動して、そしてその感動を通じて気づいたことを行動に起こしてください。日本人で、‘新規性追求遺伝子’を持っているのはたった2%。米国では50%がそういう遺伝子を持っている。潜在数で負けているのだから、ぜひ新規追求遺伝子を持っている2%=26万人の一人でも多くの人に、自分を信じ、感動をして、行動をしてほしいと願っています。」
激しく同意。
堀場さんのパワーに大変元気をもらいました。有難うございました。
ちなみに、堀場さんがおっしゃっていた「新規性追求遺伝子」が何かはお伺いすることが出来なかったが、私が勝手に関連すると考えており、最近興味を持っているテーマが、米国の起業家であり心理療法士のThom Hartmann氏が提唱している、「ADD/ADHDは障害ではなく才能である」という論です。
「ADD/ADHA」は、日本語では「注意欠陥障害/注意欠陥多動性障害」と訳され、この疾患を持つ成人の行動傾向は、
・乱雑
・多くのことに同時に手を出して、終わらせられないことが多い
・常に強い刺激を求める
・退屈さに対する耐性が低い
・忍耐力が弱い、衝動的
・決まったやり方を好まない
・常に自分の能力を出し切っていない気がする
等等である。起業家/イノベーターがもっている資質と結構かぶっている気がしませんか?
そして、今手元にはきちんとした統計はないが、日本人に比べ圧倒的に多くの米国人がこのADD/ADHDにかかっており、米国では2000万人とも、2500万人ともいわれているそう。ここらあたりが、堀場さんおっしゃる「新規性追求遺伝子」を連想させる所以。
ただ、何より素晴らしいのは、一般に神経疾患と考えられているADD/ADHDを、「天賦の才」ととらえ、「いかに病気を治すか」ではなく、「いかにしてこの天賦の才を成功のために利用するか」を真剣に考え、提唱する専門家がいることである。
この姿勢こそ、「20秒間ベタ踏み、、、」の姿勢であり、我々が決して忘れてはいけないものだと思う。
リアルコムの本当のポテンシャルを見極め、その顕在化にフルスロットルを踏み続ける。。。。。。。
経営にスピード違反はないので(笑)、安心してやり続けていきたいと思います。