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事例紹介:オリンパスソフトウェアテクノロジー株式会社
林 宏典
(はやし ひろのり)
ジョージワシントン大学 プロジェクトマネジメント学科修了
総研系コンサルティング会社を経てリアルコムに参加。石油探鉱・開発、ソフトウェア開発などプロジェクト型産業でのナレッジマネジメントに強い。
情報・ナレッジ共有によるソフトウェア開発の課題解決力向上
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ビジネスコンサルティンググループ
林 宏典
「O-Soft Plaza」の関連施策
O-Softでは、「O-Soft Plaza」内の"社員の情報・ナレッジ共有の場"として、上記の「ソフトウェア開発コミュニティ」に加え、経営トップやスタッフ部門から全社員への情報発信を行い、会社の一体感を高めるための場「全社共有コミュニティ」、業務から少し離れた気楽なやり取りを行う「リフレッシュコーナー」の二種もあわせて設置している。「全社共有コミュニティ」には、社長メッセージや人事通知などの全社向けの連絡や、経理処理ルールやITツールのマニュアル等を掲載するとともに、社員からのQ&Aの窓口も開設されている。Q&Aのやりとりは「ソフトウェアQ&A」同様、公開されるため、同じような問い合わせが減り、スタッフ部門の業務効率化に効果があった。また、「全社共有コミュニティ」の利用を通じて社員が「O-Soft Plaza」の操作に慣れることで、「ソフトウェア開発コミュニティ」でのやりとりの呼び水となる効果もあった。
また、「ツール統合」の重要性も見逃せない。以前はソフトウェア開発という業種柄、各部門がそれぞれ部内掲示板をフリーウェアのWikiで構築したりということが横行していた。そのため、同種の情報でも部門によって異なる基盤で管理されており、情報アクセスの壁の一つとなっていたが、「O-Soft Plaza」の導入を契機に、情報共有目的のツールは「O-Soft Plaza」に一元化した。これにより、情報の一括検索が可能となり、利用者のアクセスを向上するとともに、技術管理部の管理外のツールを一掃することで情報セキュリティとITガバナンスの強化を実現できた。
「O-Soft Plaza」の導入効果と今後の方向性
「O-Soft Plaza」は導入直後から順調に利用されはじめ、3ヵ月後でも毎日のログイン率が90%、投稿した社員の割合が5割以上と活発な利用がなされている。開発案件での情報のアクセス、メンバー間のコラボレーションが効率化するとともに、従来のメールのやり取りでは表に出なかった、有用な情報・ナレッジが蓄積されている。Q&Aのやりとりも、社内のベテランのノウハウ表出化に貢献している。
既にO-Softでは、情報・ナレッジを開発プロジェクトの迅速化につなげるための次のステップに取り組んでいる。(1)蓄積したナレッジの「目利き」をし、有用性の高いものを全社に配信する担当組織をつくる、(2)「ソフトウェア開発コミュニティ」を専門分野毎に分割し、より専門性・機密性の高い情報も流通させる、(3)オリンパスグループ全体にソフトウェア開発の情報・ノウハウを提供する・・・これら3つの取り組みを実現するために「O-Soft Plaza」をさらに有効活用する予定である。
当社がKnowledgeMarketを選んだ理由
「人中心」の考え方、双方向性のやり取りの促進、この二つがあまたあるポータル製品やナレッジマネジメント製品の中で、リアルコム社のKnowledgeMarketを当社が選んだ理由です。
ソフトウェア開発のスキルは「人につくもの」。その意味で、「誰に聞くか」はソフトウェア開発の課題を解決する上で鍵となります。Q&Aやライブラリの投稿履歴や参加プロジェクトを個人別に集積、閲覧できることは、困ったときにライトパーソンに行き着くための大きなヒントになります。
また、これまでも有用な情報・ナレッジを社内に提供する社員が少なからずいました。しかし、残念ながらこうした貢献をなかなか評価する仕組みがありませんでした。KnowledgeMarketでは、投稿されたノウハウやQ&Aの回答に対し利用者からフィードバックを与える機能があり、貢献が「見える化」できます。これは「エンジニアの助け合いの場」を活性化する上で大変有用でした。
現在のようにソフトウェアの規模が大きくなると、どうしてもチームで仕事をする必要があります。製品を完成させるという大きな目標に向かって、プロジェクトメンバーはもちろん、社員全員で製品を開発しているという意識を持って、知恵を出し合い、補い合ってプロジェクトを進めていく会社でありたいと考えています。
オリンパスソフトウェアテクノロジー株式会社
品質管理部 部長代理
玉澤 康至







