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Spring 2004 Vol.2
村田 聡一郎
(むらた そういちろう)
ディレクター
東京都立大学法学部卒、ライス大学MBA
外資系IT企業勤務、米国本社駐在を経てリアルコムに参画。ナレッジマネジメントコンサルタントとして、国内外の大手企業のナレッジマネジメントプロジェクト・企業変革プロジェクトに参画。主にIT系、グローバル、営業系のナレッジマネジメントに精通。
ナレッジマネジメント成功のための9つのポイント
国内のナレッジマネジメント先進企業21社に対して行った最新の調査によれば、成功した企業には、共通する9つの施策が存在することがわかった。更に、この9つの施策は、大きく「目的と推進体制」「戦略」「戦術」の3つのエリアに分類することができる。
本稿では、これらの施策を豊富な実例を交えて紹介することで、ナレッジマネジメント成功のためのノウハウとロードマップを提示する。
1. あなたのKM施策は間違っている?
近年、EIP(企業内情報ポータル)・グループウェア・検索エンジンなど、主にホワイトカラー社員の業務生産性の向上を支援する「社員向け情報システム」の導入が盛んになりつつある。
これには、ブルーカラーの効率化は既に限界近くまで行われているのに対し、ホワイトカラーの生産性にはまだまだ効率化の余地がある、という背景がある。一方、急速な合理化(リストラ)の結果、一人当たりの生産性を上げる必要に迫られているという切実な理由もあろう。しかし、それらにも増して、企業の最も重要な資源である「人材」の活性化が不可欠であると各社が気づき始めていることが最大の要因であると考えられる。
こうした状況を背景に、企業経営のキーワードとして「ナレッジマネジメント(以下KM)」という言葉が一般的に使われるようになって久しい。すでにKMシステムを導入済み、あるいは導入中という企業も多いのではないだろうか。
KM推進のためのチェックリスト
それではここで、ひとつ簡単なテストを行ってみてほしい。下のチェックリストのうち、御社はいくつの項目に当てはまるだろうか。なお、EIP(企業内情報ポータル)を導入している企業であれば、「KM」を「EIP」に置き換えていただきたい。

さて、いくつチェックが入っただろうか? 実は、このチェックリストは「KM推進におけるよくある失敗リスト」なのである。つまり、チェックした数が多いほど失敗する可能性が高い、ということになる。
では、なぜこれらが「よくある失敗」なのだろうか?








