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Winter 2007
松本 崇志
(まつもと たかし)
プリンシパル
米系ソフトウェア企業にて、新規事業立ち上げに従事。またプリセールスコンサルタントとして製薬・化学・食品等業界向けにコンサルティングを実施。リアルコムでは主に電力・製薬等の大企業向けにコンサルティングを実施している。
エンタープライズサーチの効果的な活用とは
~ 企業内検索エンジン最前線 ~
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事業開発グループ プリンシパル
松本 崇志
2006年頃からエンタープライズサーチへの注目が急速に高まりつつある。Web2.0の旗手であるGoogleがエンタープライズサーチに参入したことに加え、迎え撃つIBM、Oracle、Microsoftといったエンタープライズの巨人も次々とエンタープライズサーチソリューションを展開しつつある。これら大手ITベンダーの参入により2007年は企業が本格的にエンタープライズサーチ導入に向けて動き出すと考えられる。本稿ではエンタープライズサーチの動向を紹介していきたい。
1.なぜ今、エンタープライズサーチなのか
爆発する企業内のデータ
IT環境の進化によって、企業内に蓄積されるデータ量は爆発的な増大を続けている。例えば、製造業A社の例を見てみよう。A社では、情報共有とコラボレーションのためにNotes/Domino(以下Notes)を全社的に導入している。新製品の開発や障害発生時の記録、各種営業情報など様々な活動情報がデータベースに蓄積されている。蓄積の結果、データベース数はおよそ7000DBにも及び文書数は2000万文書以上という状況になっている。またこれ以外にも各部門単位で使用しているファイルサーバーが存在し、総ファイル数は膨大なものとなっている。情報洪水はあなたの会社でも起こっているのではないだろうか?せっかくの貴重な情報資産であるが、この様な情報洪水の中から必要な情報を探し出す事は「干し草の中から針を見つける」ようなものである。
実際に今日のホワイトカラーは1日の業務時間の多くを溢れかえる情報の処理に費やしている。リアルコムの調査では、平均的なホワイトカラーは1日の業務時間の約50%をPCの前で過ごし、そのうち「情報の検索」や「資料作成」などに業務時間の約40%を費やしている(図1)。そして、これらの時間はデータ量の爆発により、日を追うごとに増加していると考えられている。企業では蓄積された情報資産を効果的に活用するための方策を検討する必要がある。そこで注目を集めているのがエンタープライズサーチなのである。

エンドユーザーの反乱:企業内にもGoogleを
もう一つ、エンタープライズサーチに注目が集まっている理由の発端はエンドユーザーにある。昨今のホワイトカラーにとってはGoogleの検索エンジンを駆使してインターネット上の膨大な情報から必要な情報を効果的に収集し、活用することはもはや必須スキルといっても過言ではないだろう。あまたの書籍やインターネット上の記事でGoogle検索エンジンの活用方法が溢れかえっているのが現実だ。ひるがえって、企業の中はどうだろう?前述の様にデータ量は爆発的な増大を続けている。しかし、インターネットのGoogleと比べて、企業内の検索エンジンはなんと使いにくいのだろうと思った事はないだろうか。「欲しい情報をすぐに探す事ができない」「Lotus Notesやファイルサーバー、文書管理システムそれぞれに別の検索エンジンが存在するため、必要な情報を探すために何回も検索をしなければならない」といったストレスを感じているエンドユーザーは非常に多い。「企業内にもGoogle(の様な検索エンジン)を導入して欲しい」といった声がエンドユーザーからあがってくるのはある意味必然である。







